新演出

ガーシュウィン《ポーギーとベス》

Porgy and Bess - Gershwin

上映期間
2020年626日(金)~72日(木)

※東劇のみ7/9(木)までの2週上映

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心に染みるメロディで歌い上げる黒人たちの愛と哀しみ!天才ガーシュウィンが生んだアメリカ国民オペラの名作!

体の不自由なポーギーが命がけで恋した美女とは?アメリカ南部の港町の片隅で、つましくも陽気に生きる黒人たちの愛と哀しみ。〈サマータイム〉をはじめ心に染みるメロディの数々、けだるいジャズの香り、ヴィヴィッドな合唱に彩られたガーシュウィンの名作が、30年ぶりにMETの舞台によみがえる!魅惑の新スターA・ブルーと、存在感抜群の大歌手E・オーウェンズの顔合わせはまさにドリームカップル。J・ロビンソンのエキサイティングな演出や、カラフルな衣装にも注目だ。

指揮:
デイヴィッド・ロバートソン
演出:
ジェイムズ・ロビンソン
出演:
エリック・オーウェンズ、エンジェル・ブルー、ゴルダ・シュルツ、ラトニア・ムーア 、デニース・グレイヴス、フレデリック・バレンタイン
上映時間:
3時間43分 (休憩1回)
MET上演日:
2020年2月1日
言語:
英語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《ポーギーとベス》のあらすじ

1920年頃のチャールストン、海岸沿いにある黒人たちの集落。腕っ節自慢のクラウンは、サイコロ賭博の最中に仲間のロビンズを殺し、逃亡する。置き去りにされたクラウンの情婦ベスは、前から彼女を想っていた足の不自由なポーギーにかくまわれた。やがて2人は恋仲になる。沖にある離島に隠れていたクラウンは、ベスを諦めてはいなかった。ポーギーは、ベスとよりを戻そうと家に忍び込んだクラウンを乱闘の末、殺してしまう…。  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • デイヴィッド・ロバートソン

    David Robertson

    《指揮》

     

    デイヴィッド・ロバートソン

    David Robertson

    《指揮》

    幅広いレパートリーを持ち、オペラとオーケストラ双方の分野で活躍するアメリカの指揮者。1958年サンタモニカ生まれ。ロンドンの王立音楽アカデミーに学ぶ。エルサレム交響楽団、リヨン国立管弦楽団、セントルイス交響楽団などの指揮者を歴任。METデビューは96年《マクロプロス事件》。

  • ジェイムズ・ロビンソン

    James Robinson

    《演出》

     

    ジェイムズ・ロビンソン

    James Robinson

    《演出》

    テクストと音楽の関係を追求し、伝統的でありながら新鮮な見方を加えた演出で高く評価されるアメリカの演出家。T・トロヤノスの《アリオダンテ》を観て、オペラ演出家になることを決意。古典から現代ものまで幅広いレパートリーを手がける。セントルイス・オペラの芸術監督。今回がMETデビュー。

  • エリック・オーウェンズ

    Eric Owens

    《ポーギー》

     

    エリック・オーウェンズ

    Eric Owens

    《ポーギー》

    バスバリトン

    安定した技術と表情豊かな声、人間味あふれる演技で絶賛される名歌手。1970年フィラデルフィア生まれ。カーティス音楽院に学ぶ。96年METのオーディションに合格。2008年《ドクター・アトミック》のグローヴ大佐でMETデビュー。〈リング・チクルス〉のアルベリヒ役なども好評。

  • エンジェル・ブルー

    Angel Blue

    《べス》

     

    エンジェル・ブルー

    Angel Blue

    《べス》

    ソプラノ

    輝かしい高音と美しい色合いをたたえた声、「ミス・ハリウッド」に選ばれた美貌でオペラ界の熱い視線を浴びるアメリカの新星。スカラ座《椿姫》でも絶賛。1984年生まれ。UCLA大学に学び、LAオペラのドミンゴ・ヤングアーティストプログラムに参加。METデビューは2017年《ラ・ボエーム》のミミ役。

  • ゴルダ・シュルツ

    Golda Schultz

    《クララ》

     

    ゴルダ・シュルツ

    Golda Schultz

    《クララ》

    ソプラノ

    リリカルで透明感にあふれた声、チャーミングな容姿で人気上昇中の南アフリカの新星。1984年生まれ。ケープタウン大学、ジュリアード音楽院に学び、バイエルン州立歌劇場の専属歌手に。METデビューはLVもされた2017年《魔笛》のパミーナ役。同年新国立劇場で《ばらの騎士》のゾフィーを歌い、好評を博した。

  • ラトニア・ムーア

    Latonia Moore

    《セリナ》

     

    ラトニア・ムーア

    Latonia Moore

    《セリナ》

    ソプラノ

    濃密で深みがあり劇的な声、抜群の表現力で絶賛されるアメリカのドラマティック・ソプラノ。1979年ヒューストン生まれ。ジャズを学んだ後オペラに転向し、2000年、METのオーディションに合格。12年《アイーダ》タイトルロールでMETデビュー。翌年、新国立劇場で同役を歌って日本デビューを飾った。

  • デニース・グレイヴス

    Denyce Graves

    《マリア》

     

    デニース・グレイヴス

    Denyce Graves

    《マリア》

    メゾソプラノ

    官能的な声と圧倒的な存在感で一世を風靡したスター・メゾ。1964年ワシントン生まれ。95年《カルメン》の主役でMETデビュー、大成功を収める。9.11の追悼式典などオペラ以外でも活躍。LVされた2018-19《マーニー》の母親役で、新境地を開拓する名演を見せた。

  • フレデリック・バレンタイン

    Frederick Ballentine

    《スポーティング・ライフ》

     

    フレデリック・バレンタイン

    Frederick Ballentine

    《スポーティング・ライフ》

    テノール

    明るくリリカルな声、華のあるステージプレゼンスに恵まれたアメリカ期待の若手テノール。ヴァージニア州ノーフォーク生まれ。ロサンゼルス・オペラとワシントン・オペラの若手養成プログラムで経験を積み、さまざまな役を歌う。今回がMETデビュー。

タイムテーブル

 

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約5分
1幕 本編 ◆ オープニング・解説(A・マクドナルド)・MET総裁アナウンス 約102分
第1幕
休憩 特典映像 ◆インタビュー(E・オーウェンズ, A・ブルー) 約12分
◆インタビュー(演出家J・ロビンソン, 振付師C・A・ブラウン)
◆インタビュー(展示会キュレーターM・ウィーラー& C・グツキ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆インタビュー(J・ディドナート, B・レイ) 約16分
◆インタビュー(L・ムーア, G・シュルツ, D・グレイヴス)
◆インタビュー(F・バレンタイン, A・ウォーカー)
2幕 本編 第2幕 約70分
カーテンコール&クレジット 約9分
開映後上映時間:3時間39分

 

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