映画パンフレット・キャラクターグッズの担当者にこだわりを聞くインタビュー企画。
第8回は『ペコちゃん歌舞伎』のキャラクターグッズ担当者・東根佳寿氏に話を聞きました。
Q. ペコちゃんと歌舞伎がコラボすることになった経緯を教えてください。
私は昔からペコちゃんが大好きで、自分の机の周りもペコちゃんだらけなんです。でも実は、私の所属部署は商品室ではなく業務室なので、普段は商品を作る仕事ではなく、映画パンフレットの営業と経理面の仕事をしています。
今回のコラボは、普段一緒に仕事をしている先輩社員がたまたま別件で不二家さんに行った時に、社長が歌舞伎好きだというお話を伺って、コラボの話を提案したところ、快諾いただいたことがきっかけでした。そこからペコちゃん好きの私がやらせていただけることになったんです。
今回のコラボは、普段一緒に仕事をしている先輩社員がたまたま別件で不二家さんに行った時に、社長が歌舞伎好きだというお話を伺って、コラボの話を提案したところ、快諾いただいたことがきっかけでした。そこからペコちゃん好きの私がやらせていただけることになったんです。
Q. デザインや制作するグッズはどのように決めましたか。
今回のデザインは、描き下ろしです。不二家さんには、「トレードマークの“ほっぺに出している舌”のデザインを守っていれば、最終チェックはするけれど、ある程度は自由にどうぞ」と言っていただいていました。
商品展開は、普段使いできるものを意識しました。
Q. こだわったポイントを教えてください。
ペコちゃんは昔からいるキャラクターですが、今の若い方に向けたカワイイ感じのテイストにこだわりました。ペコちゃんのファン層は幅広く、最近はアパレル等でも色々とデザインに富んだ商品が出ていて、若い年齢にも訴求できている印象があります。今の若い世代の“カワイイ”は、全世代に響くと思っていたので、固くなく、レトロでもなく、幅広い世代に通用するものにしたい、という想いがありました。
デザイナーの方に頑張っていただき、ペコちゃんファンの私から見て「めっちゃカワイイ」と思うデザインに仕上げていただけたので、その点はすごく良かったと思います。
デザイナーの方に頑張っていただき、ペコちゃんファンの私から見て「めっちゃカワイイ」と思うデザインに仕上げていただけたので、その点はすごく良かったと思います。
Q. ペコちゃんと歌舞伎の相性はどうでしたか?
ペコちゃんは、ミルキーのパッケージや着ているオーバーオールから、イメージカラーは赤という印象があったので、衣裳の着物は赤で、という意識がありました。意外と華やかな髪形等も映えるキャラクターだったので、やってみて良かったと思います。また、ペコちゃんにはボーイフレンドのポコちゃんがいるので、男女の衣裳を着せられることも良かったかなと思います。
紋や打掛の柄をミルキー柄にしてもらったり、包み紙のようなデザインを作ってもらったりと、歌舞伎とペコちゃんならではのデザインになっているので是非探してみてください。
紋や打掛の柄をミルキー柄にしてもらったり、包み紙のようなデザインを作ってもらったりと、歌舞伎とペコちゃんならではのデザインになっているので是非探してみてください。
Q. ファンの方へのメッセージをお願いします。
着物姿のペコちゃんは意外と見ることがなく、着ていてもここまで派手な髪のペコちゃんはなかったと思うので、歌舞伎と初めてコラボして、髪形もおしゃれにした着物姿のペコちゃんを楽しんでもらいたいです。
桜をモチーフにしていて、今の季節にもピッタリなデザインなので、グッズをきっかけに歌舞伎が好きな人にはペコちゃんを、ペコちゃんが好きな人には歌舞伎を知ってほしいと思います。
桜をモチーフにしていて、今の季節にもピッタリなデザインなので、グッズをきっかけに歌舞伎が好きな人にはペコちゃんを、ペコちゃんが好きな人には歌舞伎を知ってほしいと思います。
Q. おすすめのグッズはありますか?
全部です!
松竹株式会社 事業部業務室
東根 佳寿(ひがしねかすみ)
東根 佳寿(ひがしねかすみ)
取材:松竹株式会社 経営企画部広報室
次回・Vol.9