価格:¥3,800(税抜)品番:DZ-0622
- 分数:本編約120分+特典約2分
- 画面サイズ:16:9LB シネマスコープサイズ
- 音声:フランス語(オリジナル)ドルビーデジタル 5.1chサラウンド
- 字幕:日本語字幕
- 層:片面・一層
- 2017年/フランス/カラー
- 【特典映像】
- 日本版劇場予告(2種)
1880年パリ。彫刻家オーギュスト・ロダンは40歳にしてようやく国から注文を受ける。そのとき制作したのが、後に《接吻》や《考える人》と並び彼の代表作となる《地獄の門》である。その頃、内妻ローズと暮らしていたロダンは、弟子入りを願う若いカミーユ・クローデルと出会う。 才能溢れるカミーユに魅せられた彼は、すぐに彼女を自分の助手とし、そして愛人とした。その後10年に渡って、二人は情熱的に愛し合い、お互いを尊敬しつつも複雑な関係が続く。二人の関係が破局を迎えると、ロダンは創作活動にのめり込んでいく。感覚的欲望を呼び起こす彼の作品には賛否両論が巻き起こり…。
近代彫刻家の父”と称されるロダンの没後100年を記念し、パリ・ロダン美術館の全面協力で製作された本作は、ロダンの製作過程の細部まで再現し、人間関係や当時のエピソードからロダンの内面まで掘り下げ映画化された。国立西洋美術館(《地獄の門》を常設展示)で、没後100年を記念した特別イベントを開催。今後も、横浜美術館で「ヌード NUDE ―英国テート・コレクションより」が開催され、その目玉として、ロダンの大理石彫刻 《接吻》 が日本初公開される。【2018年3月24日(土)~6月24日(日)】
イザベラ・アジャーニ主演映画の大ヒットで人気の高い女流彫刻家カミーユ・クローデルの波乱に満ちた生き様がロダン視点で描かれる本作。カミーユが去った後ロダンは、愛をぶつけるようにモデルたちとの官能的な絡み合いを繰り広げていく。愛と苦悩の日々の末、近代彫刻の父が創り上げた最高傑作誕生の瞬間とは・・・ 監督は男女の激しい愛憎と心のかけひきの描写に定評のあるフランスの巨匠ジャック・ドワイヨン。主演は『ティエリー・トグルドーの憂鬱』でカンヌ国際映画祭、セザール賞の主演男優賞をW受賞したヨーロッパきっての演技派ヴァンサン・ランドン。
19世紀のパリに生きた芸術家たちへのオマージュでもある本作。後世、人気の高いモネ、セザンヌらとロダンが当時は不遇で、官展(現在のサロン・ド・パリ - フランスの芸術アカデミーの展覧会)では評価されず、固定概念を覆す才能であったこと、ロダンが彼らを励ます存在であったことも描かれる――「つくり続けろ、美は仕事の中にしか宿らない」。 また、近年、 『ゴッホ 最期の手紙』『セザンヌと過ごした時間』『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』と、人気芸術家を捉えた映画のリリースが続いている。
ロダン役:ヴァンサン・ランドン、カミーユ役:イジア・イジュラン、ローズ役:セヴリーヌ・カネル
監督・脚本:ジャック・ドワイヨン 撮影:クリストフ・ボーカルヌ 衣装:パスカリーヌ・シャヴァンヌ