日本でも絶大なる人気をほこるフィンランドの巨匠、アキ・カウリスマキ監督最新作。カウリスマキ特有のアイロニカルかつオフビートなユーモアと深い人間性をもって、世界的なテーマとなりつつある難民問題を真摯に描いた本作は、2017年2月のベルリン国際映画祭で評論家や観客からの圧倒的な評価を受け、見事「銀熊賞」（監督賞）を受賞。長編映画初主演のシリア人俳優シェルワン・ハジ、そしてカウリスマキ映画常連組のサカリ・クオスマネン（『過去のない男』ほか）をはじめとする超個性的なキャスト陣。さらにはカウリスマキ本人の愛犬ヴァルプも登場！寿司店のエピソードをはじめとして、重いテーマでも決してユーモアは忘れないスタイルは健在。
2017年ベルリン国際映画祭 銀熊賞（監督賞）／2017年国際批評家連盟賞年間グランプリ
2017年ダブリン国際映画祭 ダブリン映画批評家協会賞、最優秀男優賞／2017年ミュンヘン映画祭 平和のためのドイツ映画賞ザ・ブリッジ監督賞
2017年キネマ旬報ベスト･テン 外国映画ベスト･テン７位 ほか多数受賞
誰かを受け入れるとき、そこには希望が生まれる。
内戦が激化する故郷シリアを逃れた青年カーリドは、生き別れた妹を探して、偶然にも北欧フィンランドの首都ヘルシンキに流れつく。空爆で全てを失くした今、彼の唯一の望みは妹を見つけだすこと。ヨーロッパを悩ます難民危機のあおりか、この街でも差別や暴力にさらされるカーリドだったが、レストランオーナーのヴィクストロムは彼に救いの手をさしのべ、自身のレストランへカーリドを雇い入れる。そんなヴィクストロムもまた、行きづまった過去を捨て、人生をやり直そうとしていた。それぞれの未来を探すふたりはやがて“家族”となり、彼らの人生には希望の光がさし始める…。
シェルワン・ハジ（小松史法）、サカリ・クオスマネン（糸 博）、カティ・オウティネン（喜代原まり）ほか
監督･脚本：アキ・カウリスマキ（『過去のない男』『街のあかり』『ル･アーヴルの靴みがき』）
撮影：ティモ・サルミネン
※商品仕様、特典等については変更となる場合がございます。
発売元：松竹 販売元：松竹
