企業情報

お客様と従業員の幸福

すべてのお客様が心からエンタテインメントを享受できる環境づくりと、従業員が安心して働き続けられる職場づくりを推進します

中長期目標

・お客様の期待を捉え、コンテンツやサービスに反映していく「お客様視点での価値創造」の追求

・誰もがエンタテインメントを楽しむことのできる環境づくりの推進

・お客様と従業員双方の安心安全を守る環境づくりの推進

・多様性を認め合い、従業員一人ひとりが個性や能力を存分に発揮することのできる組織風土の追求

健康経営

松竹株式会社は経済産業省と日本健康会議が実施する「健康経営優良法人 2024」に認定されました。
健康経営優良法人認定制度とは、地域の健康課題に即した取組や日本健康会議が進める健康増進の取組をもとに、特に優良な健康経営を実践している法人を顕彰する制度です。

健康経営宣言

松竹株式会社は<日本文化の伝統を継承、発展させ、世界文化に貢献する。時代のニーズをとらえ、あらゆる世代に豊かで多様なコンテンツをお届けする。>というミッションを実現するための重要課題として「お客様と従業員の幸福」を掲げています。
すべてのお客様に心からエンタテインメントをお楽しみいただくためには、従業員の心身の健康と安心安全を守ることが土台であるととらえています。
健康経営に取り組み、多様性を認め合う風土と働きがいのある環境を作ることにより、企業の持続的成長を実現するとともに、お客様の豊かな暮らしにも貢献してまいります。


松竹株式会社
代表取締役社長 社長執行役員 髙𣘺 敏弘

健康経営推進体制

健康経営 戦略マップ

健康関連の最終的な目標指標に、エンゲージメント・プレゼンティーズム・アブセンティーズムを設定し、これらを改善することで経営課題の解決を図ります。

2024年度実績
エンゲージメント
(従業員意識調査における
エンゲージメント肯定的回答割合)
プレゼンティーズム
(東大1項目版による回答)
アブセンティーズム
(傷病休職制度の利用日数の全従業員平均)
56% 85% 1.04日

健康経営への取り組み

・健康管理の支援
定期健康診断の受診を促進し、健康課題への各種サポートサービスを提供しています。定期的なメール配信やeラーニングを通じて、健康促進と重症化予防に対する取り組みの紹介や啓蒙活動を実施しています。また心身の休息に日々の睡眠は不可欠なので、睡眠の習慣や質の改善を目指します。

・メンタルヘルスケアの支援
人事部内に「健康推進室」を置き、従業員の心と身体の健康管理、衛生管理を一元化しております。ストレスチェックの実施やメンタルヘルスケアスペシャリストやハラスメントカウンセラー等の専門家によるカウンセリング、両立支援コーディネーターによる治療と就労の両立支援等を行い、働きやすい職場づくりへの取り組みを進めております。

・ウェルビーイングな職場の実現
一人ひとりが個性を発揮し多様性を活かせる組織を作り、仕事を通して喜びを感じられるウェルビーイングを実現します。過重労働対策を推進し、長時間労働の防止や有給休暇の取得を促しています。フレックスタイム制やテレワーク勤務を設け、人と業務に即した生産性高く働ける環境を整えています。

目標と推移

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働きやすい職場の実現に向けた取り組み

女性活躍推進

当社はダイバーシティ経営の一環として、女性の活躍を積極的に推進いたします。女性が十分に力を発揮できる環境を整えることで、より一層企業価値を高めてまいります。

<データで見る女性の活躍>

厚生労働省に提出している行動計画に基づき、ワークライフバランスの充実と男女ともに活躍できる人事施策及び職場環境の整備等により、女性の活躍推進に取り組んでおります。

社員男女比率(松竹株式会社 2024年2月末時点 ※出向者除く)
正社員数 比率
男性 313 52.1%
女性 288 47.9%

女性管理職比率  24.9%
男女間賃金差異  正規雇用労働者(無期転換社員含む):79.2% 
対象期間:令和5事業年度(令和5年3月1日から令和6年2月28日まで)
差異についての補足説明:
正社員の人事制度においては、同一等級における男女の賃金は同水準ですが、高年齢層に男性が多いこと、管理職の女性比率が24.9%に留まっているため、賃金差が生じています。
男性育休取得率  66.7%

女性活躍推進法に基づく行動計画(2023年10月)

厚生労働省 女性の活躍推進企業データベース

<女性特有の健康課題に対する支援>

女性にはライフステージや世代によってさまざまな健康課題があります。女性がいきいきと長く働き続けることができるよう、女性特有の健康課題に対する取り組みを行い、男女ともに働きやすい職場環境を醸成してまいります。

・女性の健康に関するセミナーやe-ラーニングの実施
・がん対策推進企業アクション女性会議「Working Ribbon」への参画

人材育成

松竹では、ミッションの実現のために、求める人物像を定めています。
「挑戦する人」「組織力を最大化する人」「価値を提供する人」
この3つを理解・浸透・推進していくために、さまざまな能力開発支援の機会の提供、人材育成の取り組みを実施しています。

・KAOMISE/KAOYOSE研修(ミッション浸透研修)
翌年の劇場を彩る歌舞伎俳優が勢揃いする「顔見世興行」、歌舞伎興行の稽古に入る前に関係者が一堂に会し挨拶を行う「顔寄せ」になぞらえ、若手社員向けのKAOMISE研修と、新任管理職向けのKAOYOSE研修を行っています。
従業員全員が「共通のミッション=共通の価値観を共有すること」をゴールとして、新卒・キャリアに関係なく、入社歴の浅い従業員や新任管理職を対象にしたグループ横断型の集合研修を開催しています。本研修には代表取締役を始め、役員も参加し、経営陣の生のメッセージを届けることで、価値観の共有を目指しています。

・松竹学園
松竹グループ内の歌舞伎、映画、劇場、衣裳、舞台など、各事業のプロフェッショナル社員を社内講師に招き、知識や技術の共有を目的として、年に1~2回のペースで講義形式で開催しています。この取り組みを通じて、ミッションにもある伝統の継承と発展を実現してまいります。

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・自己啓発支援
社員の自発的な学びを促進し、中長期的なキャリア形成に主体的に取り組んでもらうと共に、組織全体のレベルアップを図るものとして、自己啓発支援の拡充を進めています。通常の研修制度とは異なり、語学、国家資格、ビジネススキル等、ニーズは様々ですが、本取り組みを通じて、職場の多様性にも繋げてまいります。

・社外派遣研修
将来の松竹の基幹人材の育成を目的とし、職務遂行上必要な能力開発、新たなビジネスシード開発、マネジメントに必要な知識・スキル・マインドの取得等のために、国内外への留学、外部研修プログラム・講習への参加、企業出向(異業種交流)を推進サポートを行っています。

・その他
新入社員研修、e-ラーニング、階層別研修、テーマ別研修、各種セミナー(コンプライアンス、ハラスメント防止、メンタルヘルス等)を導入・実施しており、幅広い視点で能力開発支援を行っています。

育児・介護支援プログラム

育児や介護をしながら働く従業員が、不安を抱えることなくキャリアを継続できるように、各種両立支援制度(「育児支援プログラム まつのこたけのこ」「介護支援プログラム まつさんたけさん」)を導入しています。
多様な働き方を認め合い、誰もが制度を利用しやすい職場環境の構築に取り組んでいます。

障がい者採用

当社の障がい者雇用率は2.52%(2024年6月時点)となっており、障がい者の法定雇用率を達成しております。

ハラスメント防止対策

当グループでは社内基準を定め、ハラスメントの防止に取り組んでいます。 並行して、多様な人材や考え方を受け入れるマインド醸成や、コミュニケーションスキル向上についても、社内研修及び管理職オンラインサロン等を通して取り組んでおります。
また、従業員保護の観点から「カスタマー・ハラスメント」につきましても、当社として対応方針を定めております。

松竹グループ ハラスメント防止基準

松竹グループ カスタマーハラスメントに関する基本方針

特定劇場限定社員制度

全国に拠点を持つ松竹マルチプレックスシアターズにおいて導入しています。 「ある特定の劇場のみでの勤務」が可能な仕組みを取り入れることで、ライフスタイルに合わせた多様な働き方の実現に取り組んでおります。

その他具体的な取り組み

映画館・劇場でのバリアフリー化:
・多機能トイレや車イス席設置などの施設のバリアフリー化
・HELLO MOVIEによる字幕・音声ガイド付映画上映の実施など

聴覚障がい者向け支援に向けた取り組み:
・BS松竹東急放送番組に聴覚障がい者向け字幕を付ける業務に着手(松竹撮影所・松竹映像センター)

子育て中の方にも映画・歌舞伎をお楽しみいただける、 「赤ちゃんといっしょ上映会(映画館)」の順次拡大、「イベント託児サービス(歌舞伎座)」の実施などの子育て支援の取り組み

松竹マルチプレックスシアターズでの取り組み:
・株式会社クラウドケアとの提携による、介助が必要な方や障がいをお持ちの方も映画館で映画を楽しめる「映画館付き添い優待キャンペーン」の導入
(※2023年4月より、対象映画館10館でテスト導入を開始)

「顧客志向の企業文化醸成」に向けた取り組み:
・「松竹グループおもてなし宣言」の策定

各事業所での防犯・防災活動:
・警察署および消防署の指導による通常の防犯、防火防災訓練に加えて、警察OB・消防OBの指導による防犯訓練、防火・応急救護訓練を実施