作品詳細
作品紹介
玉三郎が魅せる女方屈指の舞台をシネマ化。
目と耳で味わう豪華絢爛な義太夫狂言の名作!
高度な技術、表現力、美しさが必要なことから、演じられる人間が極めて少ない演目『阿古屋』。日本を代表する女方 坂東玉三郎が阿古屋を演じ多くの観客を魅了した公演が、シネマ歌舞伎作品としてスクリーンに登場!
『阿古屋』は通称「琴責め」とも言われ、琴・三味線・胡弓の三曲を阿古屋自ら演奏するという趣向が眼目の演目です。3つの楽器の弾き分けをはじめ、傾城の気品や色気、景清を想う心理描写も表現しなければならず、女方屈指の大役と言われる阿古屋。
今回は舞台映像だけでなく、舞台裏で『阿古屋』という作品を支える人々の様子をとらえた特別映像もたっぷり収録。最高級の遊女である傾城の華やかな衣裳に楽器の演奏と、視覚的にも聴覚的にもお楽しみいただけます。
絢爛豪華な舞台を映画館の大スクリーンでご堪能ください。
※ポスター画像、予告映像の俳優名表記は公演当時のものです。予告映像の内容も、公演当時のものです。
あらすじ
平家滅亡後、鎌倉の源氏方に追われる平家の武将・景清の行方詮議のため引き立てられた、恋人阿古屋。景清の居場所を知らぬと述べる阿古屋に、代官・重忠は心に偽りがあれば演奏の音色が乱れるはずだとして、琴・三味線・胡弓の三曲を演奏させる。しかし、阿古屋は乱れの無い見事な演奏を披露し、解放されるのであった。
作品概要
上演月:2015(平成27)年10月
上演劇場:歌舞伎座
シネマ歌舞伎公開日:2017(平成29)年1月7日
上映時間:93分
イヤホンガイドアプリ
本作は「シネマ歌舞伎イヤホンガイド」アプリ対応作品です。
※ ご使用にはスマートフォン、イヤホンが必要です。
配役
遊君阿古屋:坂東 玉三郎
岩永左衛門:坂東 彦三郎
榛沢六郎:坂東 功一
秩父庄司重忠:尾上 菊之助