作品詳細

シネマ歌舞伎 クラシック
第一弾

第四期歌舞伎座で魅せた至高の芸が、銀幕に甦る。

予告動画

作品紹介

[第一部] 隅田川(すみだがわ)
上演月:1981年(昭和56年) 1月
上演劇場:歌舞伎座
上映時間:52分

[第二部] 本朝廿四孝 十種香(ほんちょうにじゅうしこう じゅっしゅこう)
上演月:1983年(昭和58年) 1月
上演劇場:歌舞伎座
上映時間:60分

[第三部] 梅雨小袖昔八丈 髪結新三(つゆこそでむかしはちじょう かみゆいしんざ)
作:河竹黙阿弥
上演月:1981年(昭和56年) 5月
上演劇場:歌舞伎座
上映時間:2時間5分

[第四部] 二人椀久/年増(ににんわんきゅう/としま) 二本立て
『二人椀久』
上演月:1997年(平成9年)9月
上演劇場:歌舞伎座
上映時間:32分
『年増』
上演月:1984年(昭和59年)4月
上演劇場:歌舞伎座
上映時間:22分

 


『隅田川』作品紹介
海外公演でも幾度も披露された六世歌右衛門の代表作のひとつ。息子をさらわれて狂女となった母の、子を想う心情を描き出す繊細な演技は、女方芸の極致ともいえます。舟人の役を歌右衛門とぴたりと息の合った十七世勘三郎が勤め、清元志寿太夫の見事な語りが悲しみを誘います。
息子を訪ねて東国までやって来た斑女の前は、隅田川の渡し船に乗ります。対岸では人々が大念仏を行っており、舟人は、行き倒れた幼子の命日に、回向を手向けているといいます―。
『本朝廿四孝 十種香』作品紹介
時代物の姫役の内、大役とされる三姫のひとつ、八重垣姫は、六世歌右衛門が先代の型を継承した極め付きの当り役です。七世梅幸が勝頼、七世芝翫の濡衣、十三世仁左衛門の謙信と豪華顔ぶれです。
八重垣姫の前に、死んだ筈の許嫁、武田勝頼そっくりの男が現れます。許嫁への恋心を燃やす八重垣姫は、やがて本物の勝頼であることを見抜くのですが―。

『梅雨小袖昔八丈 髪結新三』作品紹介
梅雨時の季節感があふれ、江戸の下町情緒が描かれた世話狂言。新三を十七世勘三郎が演じ、十三世仁左衛門の源七、七世梅幸の忠七、七世芝翫のお熊、十七世羽左衛門の家主、五世勘九郎(十八世勘三郎)の勝奴と、最高の顔ぶれです。
白子屋の娘お熊は、家業の借金を返済するために持参金付きの婿をあてがわれます。しかしお熊には忠七という恋人がいました。新三は自分の家にかくまってやる、と忠七をだましてお熊を家に閉じ込めます。やがて身代金をめぐる騒動となり―。

『二人椀久』作品紹介
廓情緒の賑やかさと狂乱する男の哀感が入り混じる名曲。四世雀右衛門、五世富十郎による極め付きの名舞踊です。
大坂の豪商、椀屋久兵衛は傾城松山太夫に入れ込み、恋しさのあまり気が狂い、さまよい歩く日を送っていました。やるせなさに悶える椀久の夢枕に松山太夫が立ち、夢の世界で濃艶な色模様を繰り広げます―。

『年増』作品紹介
芸者あがりの仇っぽい年増の踊りで、旦那との馴れ初めや恋敵との喧嘩の模様を演じます。七世芝翫の当たり役で、クドキや一人二役の仕方噺が見どころです。
浅草の隅田堤。花の盛りを過ぎた葉桜時の夕まぐれに、駕籠から現れた美しい年増。ほろ酔い気分で芸者であった頃の恋の楽しさを思い返し、のろ気を見せる艶姿―。

※過去の撮影素材の為、一部映像や音声に乱れなどがございますことをご了承ください

作品概要

上演月:【第一部】「隅田川」1981(昭和56)年 1月/【第二部】「本朝廿四孝 十種香」1983(昭和58) 年1月/【第三部】「梅雨小袖昔八丈 髪結新三」1981(昭和56)年 5月/【第四部】「二人椀久」 1997(平成9)年9月/「年増」1984(昭和59)年4月
上演劇場:【第一部】~【第四部】歌舞伎座
シネマ歌舞伎公開日:2013(平成25)年6月29日
上映時間:【第一部】「隅田川」52分/【第ニ部】「本朝廿四孝 十種香」60分/【第三部】「梅雨小袖昔八丈 髪結新三」125分/【第四部】「二人椀久」 32分/「年増」22分

配役

『隅田川』配役
斑女の前:中村歌右衛門(六世)
舟人:中村勘三郎(十七世)

『本朝廿四孝 十種香』配役
八重垣姫:中村 歌右衛門(六世)
花造り簑作 実は 武田勝頼:尾上 梅幸(七世)
白須賀六郎:中村 梅玉
原小文次:實川 延若(三世)
腰元濡衣:中村 芝翫(七世)
長尾謙信:片岡 仁左衛門(十三世)

『梅雨小袖昔八丈 髪結新三』配役
髪結新三:中村 勘三郎(十七世)
手代忠七:尾上 梅幸(七世)
白子屋お熊:中村 芝翫(七世)
下剃勝奴:中村 勘九郎(十八世 勘三郎)
家主長兵衛:市村 羽左衛門(十七世)
弥太五郎源七:片岡 仁左衛門(十三世)

『二人椀久』配役
松山太夫:中村 雀右衛門(四世)
椀屋久兵衛:中村 富十郎(五世)

『年増』配役
年増お柳:中村 芝翫(七世)

上映劇場・上映スケジュール

只今上映スケジュールはございません。

料金・特別鑑賞券

一般料金 1300~1600円(税込)
学生・小人 1300~1600円(税込)
  • 特別興行につきサービスデー、レディースデーなど各種割引料金の設定はございません
  • 障がい者の方の鑑賞料金については、対応が異なりますので各映画館にお問い合わせください

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