INTRODUCTION
上映時間・98分　
普段は大人しい人間が幸せになりたいために「バカヤロー！」と叫ぶ４パターンのシチュエーションをオムニバス形式で描く。『バカヤロー！』シリーズの第２弾で、脚本は『悲しい色やねん』の森田芳光が執筆。監督は新人の本田昌広、鈴木元、岩松了、成田裕介、撮影は栢野直樹と『Ａサインデイズ』の浜田毅がそれぞれ２話ずつ担当している。主題歌は、RCサクセション（「サン・トワ・マ・ミー」）。

STORY
〔「パパの立場もわかれ」〕旅行代理店社員の岡田良介（小林稔侍）は、お得意様の苦情処理係。日曜日もお詫びに回っている。家に帰れば妻の夏子（風吹ジュン）と娘の亜矢子（高橋佑子）に「どこへも連れていってくれない」と文句を言われる。ある日、社員特典でニューカレドニアの切符を３枚予約し、家族旅行の約束をした。二人は大喜びだったが上役（橋爪功）から強引にお得意様へ回すよう命令されてしまい、良介を責め立てるのだった…。〔「こわいお客様がイヤだ」〕梶木丸男（堤真一）は深夜のコンビニでアルバイトしているが、仕事は暇で相棒の鳥井（太田光）は座ってマンガを読んでばかり。お客も暴走族風の男やらどこか変な人が多い。ある日可愛い女の子（金子美香）がやって来て、梶木は一目惚れした。しかし、彼女を意識するあまり幻想をみるようになった。万引きをする男（田中裕二）、パンティストッキングをはきかえる女、犬を連れてきてオシッコさせる女など……。〔「新しさについていけない」〕郊外の建売り住宅に引っ越してきた新婚カップル（藤井郁弥、荻野目慶子）。二人はユーミンのレコードをかけようとしたが針がないので買いに出かけた。しかし、ＣＤ時代の電気屋はなかなか針を売ってくれない。旧型の掃除機や洗濯機も買い替えたが、隣の電気に詳しい青年（尾美としのり）がいろいろ文句をつける。その親戚の電気屋という男（柄本明）も出しゃばり…。 〔「女だけトシとるなんて」〕26歳の理恵（山田邦子）は結婚式で、若い新婦の表情を感慨深げに見ていた。恋人は煮え切らず、理恵は東京の会社を辞めて故郷へ帰った。しかし、地元の会社は東京帰りを煙たがり、親（辻村真人、水野久美）は見合いを勧める。夫を亡くした友達を見て再就職を決意するが、面接で年齢や結婚のことばかり問題にされ…。

- キャスト -
第一話「パパの立場もわかれ」
小林稔侍
風吹ジュン
高橋祐子
橋爪功

第二話「こわいお客様がイヤだ」
堤真一
金子美香
光石研
イッセー尾形

第三話「新しさについていけない」
藤井郁弥
荻野目慶子
尾美としのり
柄本明

第四話「女だけトシとるなんて」
山田邦子
香坂みゆき
辻村真人
水野久美
- スタッフ -
監督：本田昌広
監督：鈴木元
監督：岩松了
監督：成田裕介
脚本：森田芳光
撮影：栢野直樹
撮影：浜田毅
音楽：土方隆行

配給：松竹
© BANDAI／光和インターナショナル

ジャンル：現代劇