映画・アニメの世界

【作品データベース】座頭市 ざとういち

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・116分
子母沢寛の同名小説の映画化で、脚本・監督は勝新太郎。勝新太郎主演で製作された最後の座頭市作品。居合い斬りの得意な按摩・座頭市と五右衛門一家との戦いを描く。

STORY
牢を出たばかりの座頭市(勝新太郎)は、漁師・儀肋(三木のり平)の家にやっかいになっていた。その小さな漁村では五右衛門一家が賭場を開き、市もつきに任せて遊んでいた。跡目を継いだばかりの若き五右衛門(奥村雄大)は宿場一体を仕切るために八州取締役(陣内孝則)に取り入ろうとしていた。大勝ちした市を撫然とした五右衛門一家が取り囲むが、女親分のおはん(樋口可南子)が取りなした。帰り道で市は刺客に襲われるが、得意な居合い斬りで片づけた。市は旅先で絵を描く浪人(緒形拳)と知り合い、色を教えてもらった。その間も五右衛門一家の刺客が襲いかかるが、市の居合い斬りの前には歯が立たない。八州取締役は赤兵衛(内田裕也)に五右衛門と対抗するために銃を買うことを勧めた。しかし、赤兵衛は五右衛門と八州が通じていることを知っており、市を用心棒に顧った。一方五右衛門は浪人を新しい用心棒に顧っていた。赤兵衛の宿場で八州は薄幸の少女おうめ(草野とよ実)を手込めにしようとするが、市に斬られた。浪人は湯治場で一度市を見逃すが、五右衛門一家はついに赤兵衛一家を襲う。壮絶な斬り合いの末、赤兵衛は五右衛門の前に倒れた。その時坂の上から早桶が転ってきて、中から現われたのは八州の首を持った市だった。そして市は数十人の五右衛門一家の子分を絶滅させ、最後に五右衛門と浪人も倒すのだった。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
勝新太郎
樋口可南子
緒形拳
陣内孝則
内田裕也
- スタッフ -
原作:子母沢寛
監督:勝新太郎
脚本:勝新太郎
脚本:中村努
脚本:市山達巳
脚色:中岡京平
撮影:長沼六男
音楽:渡辺敬之

配給:松竹

ジャンル:時代劇