公開日:1972年1月21日(金)
作品情報
INTRODUCTION
フィルム巻数・6巻
上意討ちの討手を買ってでた臆病な武士が、武芸の達人に立ち向かうというストーリーの中で、武士道の窮窟な枠を皮肉りながら、人間心理の機微をユーモアに描いた山本周五郎の時代小説の映画化。監督は野村芳太郎。コント55号としての最後の主演作である。
STORY
双子六兵衛(萩本欽一)は、福井藩内に知れ渡った臆病者だった。殿中で、便所に行く白装束の殿様を幽霊と見間違え、仲間たちの蔑みと嘲笑を浴びる始末だ。ある日、六兵衛にとって、汚名挽回の絶好の機会が到来した。というのは、藩お抱えの武芸指南仁藤昂軒(坂上二郎)が、狩場で殿ご寵愛の小姓加納平兵衛(ピーター)を斬り逃亡したのだ。殿は烈火のごとく怒り討手を出すことになった。その討手に妹のかね(岡崎ゆき)が泣いてとめるのも聞かず、六兵衛は志願した。九頭竜川沿いの街道を早籠でとばした六兵衛は、大聖寺川の渡し場で、昂軒に追いついた。だが六兵衛は、昂軒が十数人の荒くれ人足を蹴散らして、若い武家娘を救っている光景を目撃して、今さらながら昂軒の強さを思い知らされた。山中温泉を過ぎ、安宅ノ関を通っても弱きの六兵衛にチャンスはこない。尋常な手段では、到底成功はおぼつかないと悟った六兵衛は、心理作戦をたてる。昂軒の後を執拗につきまとって四六時中「人殺しー」と怒鳴り続けるのだ。最初は豪快に笑い飛ばしていた昂軒もメシは食えず、夜もろくろく眠れない。やがて越後高岡の松葉屋で二人は同宿した。昂軒の部屋を見張っている六兵衛から、宿の女将およう(光本幸子)は、事の始終を聞かされて感動する。翌日から二人で昂軒の後を追った・・・。
フィルム巻数・6巻
上意討ちの討手を買ってでた臆病な武士が、武芸の達人に立ち向かうというストーリーの中で、武士道の窮窟な枠を皮肉りながら、人間心理の機微をユーモアに描いた山本周五郎の時代小説の映画化。監督は野村芳太郎。コント55号としての最後の主演作である。
STORY
双子六兵衛(萩本欽一)は、福井藩内に知れ渡った臆病者だった。殿中で、便所に行く白装束の殿様を幽霊と見間違え、仲間たちの蔑みと嘲笑を浴びる始末だ。ある日、六兵衛にとって、汚名挽回の絶好の機会が到来した。というのは、藩お抱えの武芸指南仁藤昂軒(坂上二郎)が、狩場で殿ご寵愛の小姓加納平兵衛(ピーター)を斬り逃亡したのだ。殿は烈火のごとく怒り討手を出すことになった。その討手に妹のかね(岡崎ゆき)が泣いてとめるのも聞かず、六兵衛は志願した。九頭竜川沿いの街道を早籠でとばした六兵衛は、大聖寺川の渡し場で、昂軒に追いついた。だが六兵衛は、昂軒が十数人の荒くれ人足を蹴散らして、若い武家娘を救っている光景を目撃して、今さらながら昂軒の強さを思い知らされた。山中温泉を過ぎ、安宅ノ関を通っても弱きの六兵衛にチャンスはこない。尋常な手段では、到底成功はおぼつかないと悟った六兵衛は、心理作戦をたてる。昂軒の後を執拗につきまとって四六時中「人殺しー」と怒鳴り続けるのだ。最初は豪快に笑い飛ばしていた昂軒もメシは食えず、夜もろくろく眠れない。やがて越後高岡の松葉屋で二人は同宿した。昂軒の部屋を見張っている六兵衛から、宿の女将およう(光本幸子)は、事の始終を聞かされて感動する。翌日から二人で昂軒の後を追った・・・。
キャスト・スタッフ
- キャスト -
萩本欽一
坂上二郎
森田健作
岡崎友紀
榊原るみ
光本幸子
- スタッフ -
原作:山本周五郎
監督:野村芳太郎
脚本:加藤泰
脚本:三村晴彦
脚本:野村芳太郎
撮影:川又昂
音楽:冨田勲
配給:松竹
©1972松竹株式会社
ジャンル:時代劇
萩本欽一
坂上二郎
森田健作
岡崎友紀
榊原るみ
光本幸子
- スタッフ -
原作:山本周五郎
監督:野村芳太郎
脚本:加藤泰
脚本:三村晴彦
脚本:野村芳太郎
撮影:川又昂
音楽:冨田勲
配給:松竹
©1972松竹株式会社
ジャンル:時代劇
©1972松竹株式会社