映画・アニメの世界

【作品データベース】びっくり五十三次 びっくりごじゅうさんつぎ

作品情報

INTRODUCTION
上映時間・95分 京都作品
故郷へ急ぐお釈迦の金太郎は、お夏というちゃっかり娘と出会い、旅を共にするが…。美空ひばり×高田浩吉の黄金コンビで贈る痛快時代劇。脚本は椎名利夫、津路嘉郎、永江勇が共同で執筆し、野村芳太郎が監督に当たった。

STORY
旅烏お釈迦の金太郎(高田浩吉)は、母と妹に会いに故郷へ急ぐ道中、唄が縁でお夏(美空ひばり)というちゃっかり娘と道連れになった。お夏はお百婆さん(飯田蝶子)と一緒で、お百は昔ダツキのお百と云われた女スリで、娘のお千(野辺かほる)、孫のお万(勝浦千浪)と金谷の宿でひょうたん屋という宿屋を営んでいた。金太郎はお夏にけしかけられて、金比羅帰りの石松(三井弘次)と賭博をして、身受山の貸元から香典として貰った五十両まで巻き上げてしまった。金太郎はお百の家で過すうちにお万と好意を抱き合うようになったが、お万が借金の事で浜千鳥の文吉(明石潮)の用人棒荒木又兵衛(四代目澤村國太郎)に難題をかけられていると聞いても、お袋に合うまではといって耳をふさいでいた。居酒屋で金が足りず困っている石松に会った金太郎は、勘定を払ってやり、香典の五十両も帰してやった。祭りの日、お百を背負って出かけた金太郎が、のど自慢で歌っている時、駿河屋の若旦那(南泰介)が荒又達をつれて現われたが、荒又から頼まれると金太郎はお夏・お万・お百をつれて逃げてやった。母親の許へと旅立った金太郎は、旅ごしらえの荒又が清水次郎長(近衛十四郎)の所へ喧嘩状を持って行くのに出会った。荒又と一諸に清水へ乗り込んだ金太郎は、石松が騙し討ちに合ったと知ると、浜千鳥の家へ暴れ込んだ。

キャスト・スタッフ

- キャスト -
高田浩吉
美空ひばり
勝浦千浪
日守新一
四代目澤村國太郎
- スタッフ -
監督:野村芳太郎
脚本:椎名利夫
脚本:津路嘉郎
脚本:永江勇
撮影:服部幹夫
音楽:木下忠司

配給:松竹
©1954松竹株式会社

ジャンル:時代劇