先行公開日:1951年5月23日(水)
一般公開日:1951年6月1日(金)
一般公開日:1951年6月1日(金)
作品情報
INTRODUCTION
上映時間・166分 大船作品
黒澤明監督作品。原作はロシアの文豪、ドストエフスキーの小説「白痴」で、1868年に発表され、同時代のロシアを舞台としている。映画では舞台が昭和20年代の札幌に置き換えられている。当初の上映時間は4時間25分だったが、松竹の意向で大幅にカットされ、166分(2時間46分)となった。
STORY
沖縄から復員して来た亀田欽司(森雅之)は、癲癇性痴呆性で白痴だと自ら名乗る無邪気な男だった。青函連絡船の中から欽司と一緒になった男に赤間伝吉(三船敏郎)と軽部(左ト全)という男があった。軽部は、欽司が札幌の大牧場主大野(志村喬)の親類だというとペコペコし、伝吉が、札幌の大金持ち赤間家の息子というとまた驚いて見せた。伝吉は、政治家東畑の囲い者那須妙子(原節子)にダイヤの指環を贈ったことから父に勘当されるが、その父が亡くなったので家へ帰るところだった。欽司は札幌に着いて、狸小路の写真屋に飾られた妙子の写真を見せられその美しさにうたれる。大野は欽司が帰って来たのを見て、ちょっとあわてた。欽司が父から遺された牧場を大野が横領した形だったからである。しかし欽司は一向にそんなことには気にかけず、大野から香山睦郎の家へ下宿させてもらう。その香山睦郎は、東畑の政治的野望の邪魔になって来た妙子を、六十万円の持参金つきで嫁にもらうことになっていた。札幌へ帰ってその噂を聞いた赤間伝吉は、百万円の札束を積んで、妙子を譲りうけに行った。妙子は、百万円を東畑や香山の前で暖炉に投げ込んで、赤間とそりに乗って去って行った。赤間と妙子が東京へ行ったと聞くと、欽司も、大野から贈られた牧場の少なからざる利益金を懐にそのあとを追って行ったが、やがて赤間も妙子もそして欽司もまた札幌に舞い戻って来た。
上映時間・166分 大船作品
黒澤明監督作品。原作はロシアの文豪、ドストエフスキーの小説「白痴」で、1868年に発表され、同時代のロシアを舞台としている。映画では舞台が昭和20年代の札幌に置き換えられている。当初の上映時間は4時間25分だったが、松竹の意向で大幅にカットされ、166分(2時間46分)となった。
STORY
沖縄から復員して来た亀田欽司(森雅之)は、癲癇性痴呆性で白痴だと自ら名乗る無邪気な男だった。青函連絡船の中から欽司と一緒になった男に赤間伝吉(三船敏郎)と軽部(左ト全)という男があった。軽部は、欽司が札幌の大牧場主大野(志村喬)の親類だというとペコペコし、伝吉が、札幌の大金持ち赤間家の息子というとまた驚いて見せた。伝吉は、政治家東畑の囲い者那須妙子(原節子)にダイヤの指環を贈ったことから父に勘当されるが、その父が亡くなったので家へ帰るところだった。欽司は札幌に着いて、狸小路の写真屋に飾られた妙子の写真を見せられその美しさにうたれる。大野は欽司が帰って来たのを見て、ちょっとあわてた。欽司が父から遺された牧場を大野が横領した形だったからである。しかし欽司は一向にそんなことには気にかけず、大野から香山睦郎の家へ下宿させてもらう。その香山睦郎は、東畑の政治的野望の邪魔になって来た妙子を、六十万円の持参金つきで嫁にもらうことになっていた。札幌へ帰ってその噂を聞いた赤間伝吉は、百万円の札束を積んで、妙子を譲りうけに行った。妙子は、百万円を東畑や香山の前で暖炉に投げ込んで、赤間とそりに乗って去って行った。赤間と妙子が東京へ行ったと聞くと、欽司も、大野から贈られた牧場の少なからざる利益金を懐にそのあとを追って行ったが、やがて赤間も妙子もそして欽司もまた札幌に舞い戻って来た。
キャスト・スタッフ
- キャスト -
原節子
森雅之
三船敏郎
志村喬
久我美子
- スタッフ -
原作:ドストエフスキー
監督:黒澤明
脚色:久板栄二郎
脚色:黒澤明
撮影:生方敏夫
音楽:早坂文雄
配給:松竹
©1951松竹株式会社
ジャンル:現代劇
原節子
森雅之
三船敏郎
志村喬
久我美子
- スタッフ -
原作:ドストエフスキー
監督:黒澤明
脚色:久板栄二郎
脚色:黒澤明
撮影:生方敏夫
音楽:早坂文雄
配給:松竹
©1951松竹株式会社
ジャンル:現代劇
©1951松竹株式会社