初春新派公演 『日本橋』 名橋「日本橋」架橋100周年記念
日本橋キャンペーン ~成功祈願篇~
去る11月15日、三越劇場初春新派公演『日本橋』のキャンペーンが行われました。
平成23年は日本橋架橋100周年の記念の年であることもあり、日本橋界隈の方々にご協力いただいて、日本橋西河岸地蔵寺での成功祈願と、榮太樓での記者懇親会を行いました。
日本橋西河岸地蔵寺での成功祈願
この公演のチラシに載っているお孝のセリフ「春で、朧で、御縁日、同じさざえと蛤を放して、巡査の手帳に名を並べ、女房と名告って、一緒に参る西河岸の、お地蔵様が縁結び―」に出てくる日本橋西河岸地蔵寺へ波乃久里子、高橋惠子、市川段治郎、鴫原桂が成功祈願のお参りに行きました。
また、日本橋西河岸地蔵寺は、『日本橋』初演の大正4年、当時21歳でまだ無名だった名優・花柳章太郎がお千世の役をやりたくてこのお寺をお参りし、その結果お千世に選ばれたというエピソードがあり、作品だけでなく新派とも縁の深い地で、二度目の上演の昭和13年、再びお千世役を射止めた花柳がお役をいただいたお礼に奉納した小村雪岱画の[板絵着色お千世の図額]が飾られています。
この絵は普段、本堂入口のガラス窓越しにしか見られないのですが、今回は御住職の計らいで壁から外して記念撮影をさせていただきました。
中央区有形文化財にも指定されている貴重な絵を間近で見られて、大感激でした。
左より市川段治郎、高橋惠子、波乃久里子、鴫原桂
初春新派公演『日本橋』は1月2日~25日まで三越劇場にて上演されます。
日本橋架橋100周年の幕開けにふさわしいこの公演をどうぞご期待下さい!