新派の芝居番付のデジタル化プロジェクト支援者募集のお願い
- 2014年9月18日
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演劇と映画の専門図書館である松竹大谷図書館は、他にはない貴重な資料を保存し、一般に公開する公益性の高い図書館事業を行なっています。
今年も昨年に引き続き、クラウドファンディングを利用した支援募集が9月9日より開始されました。
このプロジェクトはインターネットを利用して、支援金額に応じて、当プロジェクト限定・蔵出し台本『仮名手本忠臣蔵』と『機動戦士ガンダム』の表紙デザインの文庫本カバーや、所蔵している歌舞伎・映画台本のうちの180タイトルの中から支援者に作品を選んでいただき、その台本カバー(台本を保護するための手作りカバー)に支援者のお名前を載せる権利など、趣向を凝らしたリターンが設定されています。
【当館所蔵「かふきのさうし」のオリジナル文庫本カバー】
阿國歌舞伎の様子が素朴なタッチで描かれた江戸時代の奈良絵本をデザインに使用した、文庫本カバー
(見返しに解説もついています)
第3弾プロジェクトでは、平成26年度の図書館事業費の一部と共に、五千枚以上を所蔵する、江戸末期から、明治・大正時代にかけての「芝居番付」をデジタル化し、日本演劇研究に役立てたるための資金として280万円の資金を集めます。
今回の芝居番付の中には歌舞伎のみならず、新派の貴重な番付も数多く含まれております。
【明治27[1894]年1 月浅草座 川上一座「意外」番付】
大好評で、川上一座が世に認められるきっかけとなった作品。
【明治27[1894]年1 月浅草座 川上一座「意外」番付(部分)】
出演者に川上音二郎、小織桂一郎、伊井蓉峰、水野好美の名前が見える
募集期間は平成26年9月9日(火)~10月29日(水)の50日間です。
この大切な資料が失われないうちに、ぜひ新派を愛する皆様方のご協力をお願いいたします。
詳しくは下記リンク先をご覧ください。