MET初演/新演出

マスネ《サンドリヨン》~シンデレラ~

Cendrillon - Massenet

上映期間
2018年62日(土)~68日(金)

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魅惑の音楽の花束で綴るシンデレラ物語!温もりときらめきに満ちた極上のフレンチ・メルヘン!

宝石のような音楽の花束から立ち上がる「シンデレラ」物語。あまりにも有名なペローの童話を、フランス人マスネがオペラ化した魅惑のメルヘン!色彩とニュアンスに富んだ音楽の玉手箱を、名匠L・ペリーがファンタジックに視覚化。豪華な衣装にも注目だ。夢見るシンデレラ J・ディドナートと憂愁の王子A・クートの愛の二重唱に酔い、お洒落なバレエに胸が躍る。全てが揃った極上のおとぎ話で、時を忘れる贅沢を。

指揮:
ベルトラン・ド・ビリー
演出:
ロラン・ペリー
出演:
ジョイス・ディドナート、アリス・クート、ステファニー・ブライズ、キャスリーン・キム、ロラン・ナウリ
上映時間:
3時間08分(休憩1回)
MET上演日:
2018年4月28日
言語:
フランス語
※ スケジュールは余儀なく変更されることがございます。

《サンドリヨン》のあらすじ

アルティエール伯爵夫人と再婚したパンドルフォの連れ子リュセットは、継母にこき使われ、台所で灰にまみれているため「灰かぶり=サンドリヨン」と呼ばれている。伯爵夫人の2人の娘が、王子シャルマンが花嫁を選ぶ舞踏会へ出かけるのを、羨ましく見送るリュセット。妖精が現れ、彼女を着飾らせ、ガラスの靴を履かせて舞踏会へ送り出す。王子とリュセットは一目で恋に落ちるが、彼女は真夜中には帰らなければならない。後ろ髪を引かれながら家に戻ると、そこには舞踏会から憤慨して戻ってきた継母と娘たちが…  text by 加藤浩子

キャスト&スタッフ

  • ベルトラン・ド・ビリー

    Bertrand de Billy

    《指揮》

     

    ベルトラン・ド・ビリー

    Bertrand de Billy

    《指揮》

    現代を代表するフランス生まれの名指揮者。ヴァイオリン奏者から指揮者に転向し、オペラ、コンサートの双方で活躍。ポピュラーなレパートリーから上演が難しい大作まで、多くの作品にチャレンジして成功を収めている。母国で「レジョン・ドヌール」勲章を受章。来日公演も多数。

  • ロラン・ペリー

    Laurent Pelly

    《演出》

     

    ロラン・ペリー

    Laurent Pelly

    《演出》

    現代を代表する売れっ子才人演出家のひとり。ファンタジーとエスプリにあふれ、演劇的でありつつ音楽も尊重するプロダクションで、とりわけ母国のフランスものに最大の適性を発揮する。パリ生まれ、18歳で自分の劇団を設立して演出家デビュー。METではLVもされたマスネ《マノン》などを演出。得意のフランス喜劇ものである《サンドリヨン》は期待大だ。

  • ジョイス・ディドナート

    Joyce DiDonato

    《サンドリヨン/リュセット》

     

    ジョイス・ディドナート

    Joyce DiDonato

    《サンドリヨン/リュセット》

    メゾソプラノ

    ベルカントオペラを中心に、世界を席巻するアメリカ生まれのスター・メゾ。完璧な技術、めくるめく、そして表情に富んだ声、高い知性、心をとらえる表現力、人間味あふれるステージプレセンスで聴き手を虜にする。昨今はフランスオペラに進出、今後の発展がますます期待されている。14-15《湖上の美人》他LV出演多数。

  • アリス・クート

    Alice Coote

    《シャルマン王子》

     

    アリス・クート

    Alice Coote

    《シャルマン王子》

    メゾソプラノ

    現代を代表するリリック・メッゾソプラノのひとり。とくにズボン役で活躍。イギリス生まれ、王立ノーザン音楽院で、名歌手ファスベンダーやベイカーの薫陶を受ける。2000年、エディンバラ音楽祭における《アルチーナ》のルッジェーロ役でブレイク。伸びやかで深みのある美声とキャラクターになりきる演技で人気歌手の座を占めている。

  • キャスリーン・キム

    Kathleen Kim

    《妖精》

     

    キャスリーン・キム

    Kathleen Kim

    《妖精》

    ソプラノ

    世界を魅了する韓国系アメリカ人のコロラトゥーラ・ソプラノ。ソウル生まれ、マンハッタン音楽学校に学び、2007年、《フィガロの結婚》バルバリーナ役でMETデビューして成功を収め、国際舞台に躍り出た。プリズムのような光彩にあふれ、すみずみまでコントロールされた声は聴き手を引きつける魅力に富んでいる。LV09-10《ホフマン物語》などに出演。

  • ステファニー・ブライズ

    Stephanie Blythe

    《ド・ラ・アルティエール夫人》

     

    ステファニー・ブライズ

    Stephanie Blythe

    《ド・ラ・アルティエール夫人》

    メゾソプラノ

    アメリカを代表するメゾソプラノ。高校生の時、METの学校巡回オペラで《ラ・ボエーム》を見て魅了され、声楽を学ぶ。1994年、METのオーディションで受賞し、翌年METデビュー。深く豊麗な声、華麗な技術、圧倒的な存在感でバロック・オペラから20世紀の作品に至るメゾソプラノの主な役柄で国際的に活躍している。

  • ロラン・ナウリ

    Laurent Naouri

    《パンドルフ》

     

    ロラン・ナウリ

    Laurent Naouri

    《パンドルフ》

    バリトン

    フランス生まれの世界的バリトン。スタイリッシュな美声と安定した技術、表現力豊かな演技で絶賛を博している。とりわけ喜劇オペラやコミカルなオペラでの洒脱な演唱は天下一品。配偶者はフランスのスター・ソプラノ、デセイで、日本でもトリノ王立劇場の来日公演《椿姫》で夫婦共演を果たした。LVは16-17《ロメオとジュリエット》など。

フォト&ムービー

タイムテーブル

時刻の目安 項目 時間
開映前映像 CM&客席映像 約4分
1幕&2幕 本編 ◆オープニング・解説(A・ぺレス) 約76分
第1幕&第2幕
休憩 特典映像 ◆インタビュー(J・ディドナート) 約11分
◆インタビュー(A・クート)
◆インタビュー(演出家L・ペリー&MET衣装部E・イベルティ)
休憩 客席映像(INTERMISSION) 約10分
特典映像 ◆ギャラリーMETショート映像 約14分
◆2018-19新シーズン予告
◆インタビュー(指揮B・ド・ビリー)
◆インタビュー(K・キム&L・ナウリ)
3幕&4幕 本編 第3幕&第4幕 約67分
カーテンコール&クレジット 約6分
開映後上映時間:3時間4分
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